Kindleのススメ

あなたはKindleをお持ちですか?
もしあなたが読書好きで、月に何冊も本を買うのにKindleをお持ちでないなら・・・

Kindleを購入するとあなたの読書ライフが一変します。

本の購入費用がぐーんと抑えられます

通常書籍は公正取引委員会の定める 再販売価格維持契約 によって定価販売が守られているため、ほとんどの場合安売りされることはありません。(いわゆる再販制度というやつです)

しかし電子書籍のKindle本はこの再販制度の対象にならないため、ほとんどの商品が紙の本よりも安い価格が付けられています。

さらにありがたいことに、Kindleストアでは頻繁にセールが行われているので元々安くなっているKindle本価格よりさらにもっと安く購入することができるのです。

セールの内容や対象商品にもよりますが、なかには9割引き(2,000円の商品なら200円!)で買えてしまったり、期間限定で無料で読めてしまうものまであります。

かくいう私も、毎月1万円は下らなかった書籍代を半分以下に抑えることができるようになりました。
もちろん、読む本の量はいっしょ・・・いえ、むしろお得さでつい買ってしまうことが増えたので前よりも多くの本を購入しています(笑)

場所を取らない、重くない

紙の本の最大の欠点は、物理的な存在のため場所をとり、重たいことにあると思っています。

出張先に出向く電車の車内は、私にとって絶好の読書の機会。
いつも2,3冊の本を持って出掛けていましたがKindleを使う前はこれが重いのなんのって。
文庫ならいいのですが、新書や技術書となると厚みも重さもたいしたもので、いつもパンパンにふくらんだ私のカバンは皆にその重さを驚かれていました(苦笑)

また家の書架にも本が増える一方で、仕事場の壁際には高さ180cmもある本棚が3つ、威圧感を放っています。
さらには読まなくなった本も処分が億劫でダンボールに数箱・・・
運ぼうにも重くて腰を痛めてしまいそうなので長年放置されています(笑)

Kindleなら、場所も重さの問題もすべて解決!
出張に持っていくのは重さわずか200gに満たない(私の愛機は180gのKindle Voyage Wifiです)端末だけ。
Kindle1台あれば、今まで購入した数百冊のKindle本がいつでもどこでも読めますし、万が一Kindleを忘れてしまってもスマホがあれば読めてしまうので安心です。

探さなくていい、無くさない

「あの本どこにやったっけ?」

恥ずかしながら、読みたい本が見つからないということが私にはよくありました。
寝る前に読む小説ならあきらめて別の本を読めばいいのですが、仕事で必要な資料や技術書などが見つからないとイライラしてしまいますよね(笑)

Kindleなら、あなたが何百冊、何千冊!と本を持っていても、もう見つからないなんてことはありません。
購入した本はあなたのマイライブラリーに収められ、開いた順、購入した順に収められていきます。
今読んでる本って何だったっけ?なんてことは、もう無くなるのです(笑)

読んでしまった本はKindleから削除してしまってもいいですし、面倒なら容量が許す限り保存しっぱなしでも構いません。
テキストベースのモノクロの本なら1冊の容量は僅かですから、数百冊は入ります。
もしKindleから削除してしまっても、また読みたくなったらマイライブラリーからダウンロードしてくればいつでも読み返すことができます。

出張先や旅行先、トイレの中にだって、
Kindleなら180cmの書架を3台分の本でも、いつでもどこへでも持ち歩けます。

検索が便利

「あれってどの本に書いてあったっけ?」

なにかの本で読んだんだけど、どの本に書いてあったのか思い出せないことってありませんか?
Kindleならそんな時でも手持ちの本の中から横断して検索することができるんです。

たとえば私のKindleで「マーケティング」と検索すると、23冊の本が出てきました。

検索結果一覧

一覧には本のタイトルと、その横に括弧で何回そのキーワードが使われているかが表示されています。

たとえば「【全15冊合本版】角川インターネット講座」をタップしてみると、「マーケティング」という単語が使われている89箇所の文章がずらーっと表示されます。

本の検索結果

周辺の文章も200文字程度表示されているので、目的の箇所をピンポイントで探して読むことが、いとも簡単にできてしまいます。

マーカー、メモが便利

マーカーを引くのだって紙の本よりも便利に、しかも本を汚すことなく(笑)使えます。

本の重要なところに忘れないように蛍光ペンで線を引く。
誰もが必ずやったことのあるこの行為ですが、この行為には大きな欠点が2つあります。

ひとつは「本を汚してしまう」こと。気にならない人は気にならないのでしょうが、私はそれで可読性が下がってしまったり、汚く汚れて見えてしまうんですよね(細かすぎますか?)

そしてもう一つの大きな欠点は、「マークしたはいいけど、どこ(何)だったっけ?」とわからなくなってしまうこと(笑)
蛍光ペンでマークしたところで、ページをめくってしまったら、または本を閉じてしまったらどこにマークしたかわかんなくなっちゃいますよね。

マーカーを引いただけで覚えられてしまう人はいいのでしょうが、私にはまったく不可能です。
だからマーカーを引いたページの上部に5色の半透明な付箋を貼り、赤は重要、青は参考例などの意味付けをして貼っていました。

これならまあなんとかマーカーした場所を参照することはできるのですが、マーカーの箇所が多いと結局は多くのページをめくらなければなりませんし、何よりプラスチック製の付箋だったので読んでるとチクチク刺さって痛いのが難点でした(笑)

Kindleならマーカーした箇所をテキスト付きで一覧することができるので、この問題は完璧に解決できます。
さらに、メモ機能を使うとマーカーした箇所に自分なりのメモを残すことができるので、読みながら思いついたことをメモし、あとでそれをまとめるといった作業も簡単に行うことができます。

暗いところでも読める

暗いところで本を読むと目が悪くなる!
子供のころ寝たふりをして豆電球を付けて、あの暖色の仄暗い明かりの下で漫画本を読んでは親に叱られていました。

大人になってからは堂々と読書で夜更かしできるようになりましたが、子供ができて寝室で川の字で寝るようになるとそうはいかなくなりました(汗)
子供が寝るときに電気は消してしまうので、紙の本では横になって読むことができません。

でもKindleならバックライトがあるので問題なく読めますし、バックライトの明かりはタブレットやスマホの液晶と違ってとても柔らかなものなので、子供の目を覚まさせることなく読むことができるようになりました。

でもKindleって・・・

今までKindleのいい面ばかりを取り上げて、もはや買わない理由は無いくらいに持ち上げてきましたが、ある商品が欲しくなると悪い面もあるんじゃないかって気になりますよね。
かくいう私もKindleが出て間もないころは、まったく買おうと思いませんでした。

液晶って目が疲れるから・・・

私はプログラマなので仕事中はずーっとPCのモニタを見つめ続けています。
そうするともう我慢できないほど目が疲れて、そのうち頭がガンガンしてきて目を休めないとモニタを見れなくなるほどです。
JINSのPCメガネを掛けるようになってから、頭痛は改善されたのでだいぶマシになりましたが、それでも1日の仕事が終わる頃には相当に目が疲れているので、ネットでサイトを見て回ったり、youtubeで動画をみたり、もっと言えばテレビでさえも見ることが苦痛でした。

ただ紙の本は、紙面そのものが光らないおかげなのか、ぐったり疲れた目でも苦痛なく読めるんですよね。
1日の終りは読書をして過ごすのが私の日課でした。(もちろん今もですが)

Kindleは電子ペーパーだから疲れない
Kindleが出た時にそんな話も耳(目)にしていましたが、いやいや、結局光るんでしょ?液晶みたいなもんでしょ?って思ってました。

でも電子ペーパーって凄いんですね。本当に紙みたいに目が疲れないの。
紙と違ってKindleはバックライトも付いていて(ない機種もありますが)うっすら光っているんだけど、液晶と違って「目に刺さる」という感覚が全く無いです。
Kindleを忘れた時にiPhoneやiPadで読むことがありますが、やっぱり目が疲れてしまって長く読めない。
そんな私がKindleなら長時間、眠くならないかぎりは読んでいられるのですから電子ペーパーは目が疲れないというのは間違いないと思います。

電池持たないんでしょ?

Kindleに興味がないときはろくに調べもしなかったし、電池が何週間も持つなんてウソだと思ってました。
よくあるでしょ?ケータイの待受け時間300時間とか言いながら、通話すると数時間しか持たないって。
Kindleも読んでる時にどんどん電池を使って、毎日何時間も読むような人だと何日も持たないものだと思っていました。

ところが、全然持っちゃうですね!電池。
具体例を出すと、妻に勧められて読んだ上橋菜穂子さんの「獣の奏者 全5冊合本版」。
読み終えるまでの平均的な時間はなんと25時間57分となっています(笑)

「獣の奏者 全5冊合本版」読み終えるまでの平均的な時間 25時間57分

寝る前に読んでいたのでリラックスしてゆっくり読んだから、読了までにたぶん2週間以上はかかったと思うけどその間1度も充電する必要はありませんでした。
読む前にいつ充電したかもわからないし、読み終わったあとすぐに充電の必要なんかなかったと思います。
つまり言いたいのは、数週間電池が持つってマジですよということです。

これだけ電池が持てば、物語のいいところで電池が切れてしまったり、出張先で読みたいのに読めないみたいなことはまず無いでしょう。
ヘビーユーザーの私でも、物語のいいところで・・・というのはうっかりして過去に1度くらいはありますが、事前に準備していく出張では1週間の長期出張でも切らしたことはありません。
万が一切れたとしても、モバイルバッテリーを持ち歩いていれば電池容量は少ないので簡単に満充電できますしね。

余談ですが、電子ペーパーに文字を表示する電子インクは、ページの書き換えの時にしか電力を消費しないそうです。
ですから電源切時に表示されている壁紙が何時間表示しつづけようが、電池は減りません。(更新のための待機電力などは僅かにあると思いますが)
電気を使うのは、ページを更新するその瞬間と、暗がりでうっすら光るバックライトの僅かな電気くらいなので、本を読んでいても驚くほど長く使い続けることができるんですね。

Kindleの欠点

これまでの説明では紙の本を超え完璧に思えるKindleですが、読書好き同士。あなたには嘘をつくことができません。
Kindleにも紙の本にはかなわない欠点があり、今一歩と思えるようなところもあるのです。
それをこれから正直にお話しますね。

ページをめくるのが(紙の本より)遅い

これはもう仕方ありませんね。
紙の本ならばこんな風にパラパラめくることもできるでしょう。

参考 : 速読実践と簡単なポイント 月100~200冊読書する人の読書スピード

Kindleでページをめくる時には電子ペーパーを書き換えなくてはならないので、若干時間がかかってしまいます。
実際にKindle Voyageで試すとこんな感じです。

確かに親指でパラパラパラパラーという感じにめくることはKindleには不可能です。・・・が、普通の読書スピードならまず問題になることは無いような気がします。

キーボードに難あり

実は私が、Kindleの唯一の欠点だと思っている(読書スピードは早くないのでめくるスピードは正直気になりません笑)のがKindleのキーボード。
画面上に表示されるソフトウェアキーボードで、スマホやタブレットなどと同じなのですが、ここで電子ペーパーの決定的な弱点が出てしまいます。

本のページめくりなら、表示更新したあとに読む時間があるので前出の動画のようにページ切り替えが気にならないレベルなのですが、文字を打ち込むたびに表示を書き換える必要があるキーボード操作だと、キー押下の反映までのコンマ何秒が結構気になります。

そのうえ、スマホを少し大きくしたくらいのディスプレイに表示されるquery配列のキーボードは、1つ1つのキーが小さいため押しづらく、誤って隣のキーを押してしまうことがよくあります。

iPhoneのようにフリック入力できればいいのでしょうが、おそらく電子ペーパー上にフリック表示するのはレスポンスが悪くなってしまうので、現状では難しいのかなぁと思います。

テキスト検索の場合は、普通単語で検索するのでそう長く打つ必要がないし、サジェスト(予測変換)が優秀なので困りませんが、メモを取るときは正直かなり辛いです。
そのため本格的にメモを取りながら本を読みたい時は、(非常に邪道ではありますが)MacのKindleアプリを使用して同じ本を開いてメモを追加しています。
これなら使い慣れたPCのキーボードでメモが取れますし、PCのアプリで同期ボタンを押し、Kindle側でも同期を行えばメモを共有できるので目的は果たすことができます。
でもやっぱり邪道ですよねぇ。だいいちとても面倒です。

Amazonは世界でも有数の最先端IT企業でもあります。
この問題については、アメリカで商品化されている声で操作するコンピュータの「Echo」の例や、FireTVに音声入力をつけたりしているので、個人的にはKindleにも音声入力がつくんじゃないかなーと思っています。

でもやっぱりKindleはおすすめ

ここまでKindleのいい面、悪い面と上げてきましたが、Kindleユーザのひとりとして、そしてあなたと同じ読書家のひとりとして、やっぱりKindleをおすすめしたいです。

というのも、私自身Kindleを使い始めてから間違いなく読書体験が充実しているからにほかなりません。
以前よりたくさんの本を読み、それでいてお金はかからなくなり、重い本を何冊も持ち歩く必要もなければ、本の置き場所に困ることもなくなりました。

自分で使ってみて、買ってよかったな〜と素直に思えるので、私と同じ読書好きの方にこそ使って欲しくてこのページを作りました。
Kindleであなたの読書ライフをもっともっと充実させてください!

Kindle Paperwhite - 最高の読書体験、そのための電子書籍リーダー